原 奈菜美 さん
出身地:長崎県
移住元:東京都
移住元:東京都
移住地:城山エリア
職 業:事務職
Q1 これまでの経歴と今のお仕事を教えてください。
諫早市の出身で、大学院を卒業後してからは、東京で研究職として働いていました。研究職はやっと叶えた夢ではあったんですが、ハードな職場環境で体調を崩したこともあり退職しました。
その後、人材関係の会社に転職しマーケティングについて学ぶことができ、さらにそのスキルを活かすためにマーケティング部署の立ち上げを行うIT関係の会社へ転職しました。
その仕事へ対しての不満は特に無く、移住後もリモートワークで続けるという選択肢もありましたが、せっかく長崎市へ移住をするのであれば、長崎市に住んでいる方の生活に直接関わる仕事に就きたいと思い、移住を機に現在の会社へ転職しました。
Q2 長崎へ移住されたきっかけは何だったんですか?
両親・友人の「帰ってきたら?」の言葉がきっかけです。
就職を機に東京に住んでいたのですが、少し気持ちが落ち込んできたときに、ふと「長崎に帰りたいな」と感じることがありました。
実は3年ほど前に友人の紹介で、『ながさき移住倶楽部』に登録をしていたのですが、「帰るのは甘えだ、頑張って東京で働いているのだから帰れない」と何か意地を張っていました(笑)。とはいいつつ、帰ろうと思えば帰れる場所があるというのが私の心の支えでしばらく過ごしていました。
昨年、仕事やプライベートで一段落したタイミングで、長崎市に住む友人と話すことがあり、その時に「帰ってきた方が良いと思う」と再度アドバイスを受けました。
その時に「もういいか、私頑張ったよね」とそれまでと違う気持ちになり、長崎へ帰る決意をしました。
Q3 実際に移住してみてどうですか?
すべてが程よく住みやすいと感じています。
市内繁華街へ路面電車や路線バスですぐに行くことができるので、不便に感じることは少ないです。
また街を散策してみるとおしゃれなカフェがあったり、歴史的な場所や建物があったりするので、移住後はよく歩くようになりました。
坂や階段がちょくちょくあるので運動不足解消になっています。
Q4 移住してよかったことはありますか?
両親がすぐに会える距離にいるというのが一番よかったです。
物理的な距離もですが、両親との心の距離もこれまで以上に近くなったような気がします(笑)。
また、東京にいる時と比べて周囲の人との距離が近くなった気がします。
例えば、買い物や食事でお店の人と接した時も、東京だとなんだか無機質に感じていたのですが、長崎の方は何気ない会話をしてくださるので、セールストークと分かっていてもうれしくて、店員さんから「また来てくださいね!」と言われると、「もちろん!」と言いたくなりますね(笑)。
Q5 移住を検討中の方にアドバイスをお願いします
私は、ただただ自分が生まれ育ったなじみのある場所へ帰りたいという思いで移住しました。
移住することについて、もっともらしい理由はつけなくても、ただ「この土地が好き」という理由だけで移住を考えてもいいと私は思います。
しかし、都心から地方へ移住する場合、転職のことなど多く不安なことがあると思います。
ですが、現在はリモートワークも普及しているし、長崎市には様々な企業があります。
自身にあった働き方を見つけるためにも、移住相談窓口に相談して情報収集をするといいと思います。
人は知らないことに対して不安を抱えるものなので、一度聞いてみると不安が解消されるかもしれません。
Q6 長崎のおススメスポットを教えてください
稲佐山公園です。といっても、私は毎年夏に行われている『スカイジャンボリー』が大好きというだけなのですが(笑)
何もイベントがなくても、とても見晴らしがよく素敵な場所だと思います。
ぜひ、あの急な坂道をバスで登って景色を見つつ、長崎市のバス運転手のテクニックを体験していただきたいです。
夜景も有名ではありますが、日中もおすすめです!